仕事の場面や日常生活の中で、何かを決めないといけない大事な場面は誰にでもあると思います。
しかし毒親の元で育った毒親育ちの人は、そういう大事な場面で決断が出来ない人が多いのです。
それは毒親に育てられた環境が影響をしているからですが、自分では何で決断出来ないのかわからず、ただ人に決めてもらったり、場合によっては決める事をあきらめたりしてしまいます。
この記事では、どうして毒親育ちの人は大事な時に決断出来なくなるのか、解説してみたいと思います。
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自己肯定感の低さによる影響
自己肯定感が高いと良い意味で同僚などと競い合い能力を高め合ったりします。
しかし、毒親育ちのように自己肯定感が低いと、相手の方が周囲から認められているとか、給料やボーナスは相手が多いからなど、何かにつけ自分の方が劣っている部分を見つけ自己否定してしまうのです。
否定から劣等感へ
毒親育ちの人は、他人と比較し嫉妬心や劣等感を感じる事で自分の感情をすり減らしているのです。
またそういう毒親育ちなどの人は、何か仕事を指示してもやる前から出来ないと思ってしまいます。
毒親に否定され続け、自分への信頼もないため物事に消極的で、何かをやり始めても途中で諦めてしまう人が多いのです。
他者への依存
毒親育ちは自分で物事を決めて行なう決定力が低下し他社への依存度が増えます。
上司や先輩などの周囲の意向を優先してしまい、人が決めた事を実行するようになるので、失敗しても周囲のせいにする傾向も強くなってしまいます。
それが当たり前になると大事な時にも決断出来ず、前に進んで行けなくなってしまうのです。
承認欲求の強さ
毒親育ちは人のために役立っているという感覚の自己有用感も低くなっているので、人のためには頑張る事が出来なくなっています。
ここまで説明した特徴は複数が合わさって現れる事も多く、自分の事を前向きに評価出来ないので、周囲から認められたいという承認欲求が強くなってしまいます。
そして毒親育ちのように自己肯定感が低いままだと、他者からの評価ばかりを求め依存的な行動になってしまうのです。
周囲に認められることで自分を維持出来て何とか頑張れるので、少々厳しい環境でも極限まで耐えてしまう事も多いのです。
頑張りを認める
自己肯定感が低いと感じたら、どうして低いと感じるのかを思い起こしてみる事が向上への足掛かりとなります。
まずは自分で頑張っている事を認め、自分で褒める事でセロトニンなどの物質が分泌されやる気が出たり、幸せ感を感じられるようになると思います。
まとめ
毒親育ちの人が大事な時に決断出来ない理由について解説しました。
育った環境が与える影響は大人になって人生を左右しかねない場面でも決断が出来ないなど、大きな傷を残してしまいます。
自分自身は何か大事な時に決断出来ない状態なら、毒親育ちである事の影響が強い場合も多いので、その影響を克服するための行動を起こして行きましょう。
その行動自体もなかなか決断出来ないと思いますので、まずは簡単な事から自分で決められるように、専門家のサポートを受けながらでも1歩ずつ前進して行きましょう。
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