カウンセラー小川光弘

毒親育ちはなぜ生き辛い?

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子供は生きて行くために毒親の支配下に入るしかないので決して悪くはありません。

毒親は全て自分視点であり、子供視点で考えません。

子供は親の欲求を何よりも優先するのです。子供は親の顔色を伺い自分の感情を抑えて親から愛されようとします。それが当たり前になり、自分が感情を抑えればいい子でいられるという思い込みがインプットされます。

怒りや悲しみの感情も自分が悪いのだと思い込むようになり、そうする事が良いのだと子供ながらに考えているのです。

しかしそれは子供の成長に悪影響をもたらします。自己主張が出来なくなったり、自分の感情もわからなくなったり、他人の評価を気にし過ぎたり、他人の指示がないと行動出来なかったり。

子供の頃から抑圧されて育つと自分のやりたい事もわからなくなってしまいます。そうした過去がある毒親育ちはその毒親と似たようなタイプの人に苦手意識を抱いてしまいます。

体型が似ているだけでも苦手になったり、気分の変動の激しい人など過去の記憶が苦手意識を生み出してしまいます。

ただ、敵にすると面倒なのであえて気に入られるように自分を殺して振る舞う事もあります。子供とて腹が立ったり我慢したりと感情があります。しかしそれらを我慢して親に気に入られなくてはならず、いつの間にか無意識にそうしてしまうようになります。

子供が一番近い大人は親ですから育つ環境の中で親との関係性はいずれ社会に出た時にそのまま人間関係に反映してしまい、人との付き合い方がわからなかったりヘタだったりします。

その上に兄弟差別や親の理不尽な言動を受けていると、いつの間にか人を信用出来なくなっています。

子供が社会に出て困らないように子供の意思や人格を尊重しないといけないですね。

 

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