カウンセラー小川光弘

親への不信感が小学生で芽生える!家庭環境が子供の心を壊す理由とは

メンタル

小学生の低学年くらいまでは自分が育った家庭環境が良くないという事をわからないでいても、高学年になってくると段々と自分の家庭は何かおかしいと感じて来るようになります。

特に親に対して次第に他の家の親や世間の親と比べるようになり、何かが違うと感じてしまいます。

怒られてばかりで褒めてもくれない親が普通の親だと思って育って来た日々は、大きくなるにつれ小さな心にヒビを入れ、そのヒビが大きくなって行くのを感じるのです。

この記事では、小学生の高学年になると親への不信感が芽生えて来る事について述べてみたいと思います。

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自分の意思が確立されて来る時期

小学生の高学年にもなると、それまで親の言うなりになって育って来た子供も次第に自分の意思が確立されて来ます。

成長の過程で親から受けた仕打ちが本当は親の愛ではなく、親のはけ口的な扱いだった事に気が付きはじめ、それが不信感へと繋がって行くのです。

抵抗できない子供の心

いわゆる毒親である親の元で育ち、本当の愛でない事を薄々感じつつ、親への不信感があっても小学生では抵抗できるはずもなく、何か言えば更に追い打ちをかけるような嫌な事が自分に降りかかるため、ただただ我慢をするだけの日々を送って行くしかない。

子供によっては大きくなったら仕返しをしてやるとか、どうせ何もいい事なんかないと諦めの姿勢で我慢を続けるか、それぞれに違いはありますが、どちらにしても子供心は傷付いているのです。

居場所のない事を知る

子供心が親に不信感を持ち始めると、出来るだけ親と関わりたくないと思う事もあったりしますが、親はそのような気持ちを汲んでくれる訳もなく、それまでと変わらぬ仕打ちで子供の心の傷を大きくして行きます。

それが続くと次第に子供は、この家には自分の居場所はないと思うようになって来たりします。

とはいえまだ小学生では家を出て行っても生きて行けるはずもなく、我慢を重ねて行く事で更に不信感が募ったり、この家から出たいというような気持ちを強くしてしまうのです。

不信感が恨みへと変わる

小学生であっても親から否定ばかりされたり、暴力を受けながら育つと、次第に親への不信感は大きくなり、それが恨みのような感情に繋がる事もあります。

まだはっきりと恨んでいるという感情が確定している訳ではなくても、それに近い感情が積もり始めるのです。

もちろん人それぞれに感情の大きさや内容は違うため、そういう親の元で育っても諦めてしまう子供もいれば、恨みを持つ子供もいるなど、家庭によって思いは違います。

それでも子供心が傷付いている事には変わりなく、その事にさえ気付かない事もあるのです。

それがいわゆる毒親育ちの影響という事になるのです。

次第に荒れる心

居場所のないような家庭で育ち、親への不信感が募ると、恨みのような感情からやがて成長と共に心は荒れてくる子供もいます。

早い子供だと小学生くらいから荒れて来て、家出をしたり警察沙汰になるような行動をしてしまったりという者もいるのです。

反抗期であったり多感な時期という事もありますが、家庭環境が荒れる心に拍車をかける事もあるのです。

小学生でも高学年になって来ると子供によって違いはありますが、様々な感情が渦巻いているという事です。

まとめ

この記事では小学生の高学年で親への不信感が芽生えて来ることについて書きました。

同じ年代の子供でもそれぞれの状況によって違いはありますが、根底には親からの愛情不足であったり家庭環境が影響しているという事です。

子供は無力のため親への反抗心が生まれても力では勝てないため、感情を抑え込んだり、自分のはけ口を見付け悪へと気持ちが走ったりします。

それが更に親のいらだちを誘うという悪循環にはまり込みますが、まだ小学生ではそれを予測しての行動も出来ないため、結果的にまた自分の感情が振り回されたりもします。

そのまま大人になれば、その影響から解放されるまで生き辛さを抱えた人生となってしまうのです。

しかし、その影響から解放される事は大人になってからでも可能です。

同じような状況で育った人は、生き辛さから解放されるためのステップを踏んで、自分の人生を取り戻して行きましょう。

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