幼少期の育てられ方などから大人になってとてもネガティブな人もいます。
しかし、なかには既にその幼少期からネガティブになり、暗い影を背負っている子供もいるのです。
子供は親など大人から色々な事を学びます。
その親がネガティブであったりすると子供もそういう思考を見本にネガティブになったりします。
やはりそれは親など大人からの愛情が不足している状態と言えます。
しっかりと愛情を受けながら育った子供は子供の頃からネガティブになってしまう可能性は低くなります。
この記事では、親の愛情不足が子供の心を無意識に傷つけるについて解説します。
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親からの歪んだ愛情を受けて育つ子供
子供の時には親がしてくれる事はみな嬉しくて楽しいと感じていたのだと思います。
遠い記憶のため、確かな事ではないかも知れませんが、それでも親の元で生まれ育つと、親が好きでいたはずでだったのではないでしょうか。
しかし、月日を重ねるにつれ、親の子供に対する関わり方が子供の心を壊し、いつしか子供は自分の気持さえ言えないネガティブな状態へとなって行く場合もあるのです。
子供それぞれの親の姿
家庭によって親そのものも育ち方や思考、行動が違い、子供に対する関わり方も異なります。
どの親がひどいとか、それは子供の心が感じる事であり比べる事は出来ませんが、子供それぞれに他の家の親と比べたりして、小さいながらも傷付くのです。
うちの親はいつも怒っているのに友達の家の親は優しいとか。
友達の家の中の事を見た訳ではないので、その親がもしかしたら暴力的な親かも知れないという事は大人でもわからないのに子供には到底わかるはずもありません。
子供は無意識に傷付く道を歩む
どういう親であれ一緒に暮らしている中で育つと親から受けたひどい仕打ちは子供の恐怖心を掻き立てたり自信や笑顔をもぎ取るため、無意識に傷付いて行きます。
子供ですから「お前が悪い」「お前がバカだからだ」などと言われ続けると、自分が悪いのだというネガティブな認識をしてしまい、子供は傷付きながら育って行くのです。
これが親の愛情なんだと受け止める
親の機嫌で訳もわからず怒鳴られたり時には叩かれたりと怖い思いをするのに子供はまた同じ事をして親の近くへ行きます。
親と一緒にいる事で安心感があり、24時間ずっと親が不機嫌でなければ一瞬でも親の愛情を感じてしまうからなのです。
親の方は子供の言動が自分の思うように行かないとイライラし、つい怒ってしまう。
しかし自分が悪かったとは思いません。
子供が言う事を聞かないから悪いのです。
親はそれで自分を保っていますが、それさえ子供は愛情だと小さな心に感じてしまうのです。
本当の愛情を知らずに育つ
子供にとっては一緒にいる親がまぎれもなく自分の親であり、その関わり方が親の愛情だと小さな心で感じてしまいます。
子供はまだ心がきれいで何でも疑わず受け入れてしまう状態です。
大人の汚い心でさえ疑わずに受け入れる事で、いずれ生き辛さを抱えるか、無意識に親と同じ事をしてしまうようになってしまうのです。
親の過去が子供に降りかかる
親も子供の時代を過ごして育った訳ですが、そのまた親の教育を受けて来た事が繋がっています。
更に祖先へと遡ると、戦争の時代やもっと前の時代まで続き、その祖先の思考や子供への関わり方を継承している場合が多いのです。
もちろん全ての人がという訳ではありませんが、昔の時代は親の言う事を聞くのが当たり前、親に反抗するなんて許されない、言う事が聞けないのなら出ていけ、というような風潮が当たり前の時代だったので、それを受け継いできた子孫は同じようにする事が普通の事だったのです。
私自身も、一緒に暮らしていた祖父がとてもガミガミ言う人で、子供心に嫌っていました。
親もそれに似た所があり、ちょっとした事ですぐに腹を立て、子供に辛く当たるというように、その親と同じ事をしていたのです。
愛情を感じながら育ちたかった子供達
そのような背景で育った子供達は、それが当たり前という認識でいたので、それが愛情だと思い込んでいました。
しかし、大人になるにつれ、時代の背景もあり、自分の感じていた親の愛情は、親が自己満足するようなものであり、子供にとっては本当の愛情ではなかったと気付くのです。
現代の子供や大人は、そうした愛情不足から生き辛さを抱え、無意識に自己否定をしたりネガティブな思考でしか生きられないようになり、少しの刺激で心にダメージを負い、学校や仕事にも行けなくなり、引きこもったりしてしまうのです。
過去の時代的な背景は今更どうしようもありませんが、それを受け継いで育てられた子供にとっては生き辛さに繋がる事でしかないというなのです。
今になって過去を振り返れば、もっと親の愛情を受けながら育ちたかったと思う人も多いのではないでしょうか。
まとめ
子供が劣等感や生き辛さを感じネガティブになってしまうのは親からの愛情不足が原因の事が殆どです。
そのまた親も間違った愛情で育てられた人が多く、過去の時代を今に継承してしまっているという時代の被害者とも言えます。
そうでない人も確かにいますが、今そのようなネガティブな状態から抜けきれない人は、過去の親の影響から解放されるための対処が必要になります。
自分の生き辛さを解消したり、自分の子供に対して同じ様な思いをさせないように、カウンセリングを受けたり、信頼できる人のサポートを受けながら、自分が変れる道を歩んで行きましょう。



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