高校や大学等を卒業して晴れて社会人になり、これから頑張るぞと意気込んで就職しても、いつの間にかその意気込みは消え去り、いつも生き辛さを感じてしまう人が多くいます。
どうしてそんなに生き辛さを感じるのでしょう?
それは幼少期の影響が社会人になっても大きく残っているからです。
この記事では、社会人になっても生き辛さをを感じる理由についてタイプ別に解説したいと思います。
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毒親育ちの影が潜む
幼少期は親の影響が大きく成長に影響します。
その育ち方により大人になってからの生き方にも影響が続いてしまうのです。
その親が毒親であると、毒親育ちというレッテルは剥がれる事が難しく、大人になっても生き方に様々な障壁が立ちはだかります。
親のタイプによる影響の違い
毒親育ちと言っても親のタイプは色々とあり、その影響も違った形で現れます。
幼少期から植え付けられた思考が生き辛さを引き寄せてしまいますが、そのタイプについては細かく分けるとたくさんあります。
ここでは大まかに分けた一部を解説します。
自信がないタイプ
親からずっと否定ばかりされて育つと、自分は何をやってもダメなんだと自信を失ってしまいます。
どうせまた失敗するというようなネガティブな思考が根付いてしまっていて、とても前向きな事を言えないのです。
仕事の場面でも自信がないので悪い結果ばかりを想像してしまい、結果的にその悪い結果を引き寄せてしまうため、また自信を失うという負の連鎖になってしまいます。
マウントを取ろうとするタイプ
このタイプは一見自信があるように見えますが、実は自分の弱い部分を隠すための、弱さから構築されるタイプです。
人より自分が上である事をアピールしたり、ちょっとミスをしたような人を責めて自分の方が出来ると思わせようとしたりします。
それは親からダメ人間のレッテルを貼られて育ったような人が、社会人になった時に自分より弱そうな人に対して強く出る事で自分を保っているので、自分より強い人には何も言えないような人が多いです。
劣等感を感じるタイプ
いつも人と比較しては自分はダメなんだと常に劣等感を感じるタイプも、幼少期に親から「〇〇に比べてお前は全然ダメだ」などと他の人の方が出来るというような事を言われ続けると、比較が癖になる思考が身についてしまいます。
社会人になっても常に人と比較しては劣等感を感じて、仕事もうまく行かなくなってしまい、心のダメージを大きくします。
さほど仕事の成績の差がなくても、自分にとっては大きな差のように感じ、劣等感も大きくなって行くのです。
物事から逃げてしまうタイプ
30代以下くらいの現代の人は、転職を繰り返す人も多く、長く勤めようという意識の人も以前に比べて少なくなっているようです。
しかし、それ以上の年代に焦点を当てると、あまり職を転々とする事は良しとされない時代を生きて来た人が多いと思います。
そういう時代の中で成長して来た人が転職を繰り返すのは、幼少期から嫌な事から逃げる事が癖になっている場合もあります。
もちろん理由はそれだけではありませんが、毒親育ちの場合は逃げる事で自分を守る癖が身についている場合があるのです。
職場でちょっと失敗したり嫌な事を言われたりしたら、その場にいなければ嫌な思いをしなくて済むからと逃げてしまう事で解決を図ろうとします。
幼少期に怖い思いや嫌な思いをして、とにかくその場から逃げる、嫌な人からは逃げる、というような思考が行動を支配しているので、逃げる事が自分を保つ事なのだと、自分で無意識に考えた自分を守る方法を実行してしまうのです。
怒りのタイプ
幼少期に見た親と同じようにいつも怒鳴ったり怒ったりしているような怒りのタイプです。
このタイプは親のマネをしているだけのように見えますが、根底には親から怒鳴られたりして育った事で内面が壊れてしまい、感情のコントロールが出来ない状態になっています。
弱い犬は良く吠えるという諺がありますが、それと同じように怒りを前面に出す事で自分の弱さを見せないようにしているのです。
親と同じようにいつもカリカリしていて、気持ちが穏やかになる事ができず、周りからも敬遠されてしまい、本来あるはずの自分らしさを失ってしまっています。
社会人になっても幼少期の影響は続く?:まとめ
ここで紹介したタイプは一部ですが、そういう生き方をして来たり思考でいると、自分が生き辛くなるだけでなく、子供や家族にも悪影響を及ぼし、家庭の中は自分が幼少期に感じたように、そこに居たくない空気となってしまいます。
私自身は劣等感にゃ自信がないなどいくつかの要素が絡まっていると思いますが、割合にすると逃げるタイプの要素が一番多かったように思います。
今とは違い、とにかく嫌な事から逃げていたような記憶があります。
自分の親のタイプや自分自身のタイプはどうなのかを考えてみて、当てはまるタイプに応じた対処をしていく事で、大人になっても幼少期から続いた影響からは解放されると思います。
私生活や仕事の場面などを思い起こしてみて、自分がどういう状態なのかを分析して、大人になっても続いていた生き辛さから解き放たれるように、専門家などと共にステップを踏んで行きましょう。



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