子供の頃に親から暴力を振るわれて育った人。
自分の子供に暴力を振るっていませんか?
自分ではそんなつもりはなくても無意識に子供に対して暴力を振るう人は少なくありません。暴力を振るわないまでも怒りに任せて暴言を吐いたりお仕置きをしたり。
自分が親に育てられた時と同じように子供を育ててしまう親が多いのが現実です。
もちろん愛情たっぷりに子供を優しく育てている人もいます。きっと子供の時に親の愛情をたくさん受けたのでしょう。
子供のいる方は自分が子供にしていることを考えてみて下さい。人に堂々と自慢できるような育て方をしていますか?
最近では毒親という表現もされていますが、そんな親に育てられた方は自分はダメな人間だという認識が子供のころから植え付けられて、大人になった時に自分の子供が何か出来ないことがあったら同じようにダメな子供だとまた認識する負のスパイラルになっています。
子供の時に、誰かが間違ったり出来なかった時にはそういう風に怒るんだと覚え込んでいるのですね。
自分が子供の時にそういうことをされて良かったと思う人は殆どいないと思いますので、子供にもそういう嫌な思いをさせないようにしないといけないですね。
往々にしてその親もまた同じように親から育てられていますが、突き詰めて行けばどこが始まりかわかるというものではありません。
そうした負の遺産はどこかで断ち切らないといけないと思います。
ではそうした親の呪縛から離れるにはどのようにすれば良いのでしょうか?
まずは自分自身は親とは違う人間であるということを認識し、親と違う子育てを組み立てる思考を身に付ける必要があります。
それにはまず自分が親から与えられたダメ人間なんだという認識をはずすために日頃から自分が頑張っていることを自分で褒めて自己評価を高めましょう!
そして自分の子供の出来ない所や悪い所に目を向けるのではなく良い所に目を向けるようにしましょう。
ほんの小さな事でも褒めることを意識して子供に出来る子だという認識を持たせて下さい。
例えば、朝、起きたときに子供が「おはよう」と挨拶をしてくれたら「おはよう、えらいね~」と一言添えて。
テストで10点しか取れなかったら、「10点取れたんだから次は20点取れるよ頭いいんだから」というように今まで褒めたこともないような内容のことを褒めると、子供は正直ですから褒められたら良いことをしたと認識し、それを繰り返したり更に頑張ったりします。
10点しか取れないと責めるか10点取れたと褒めるかです。子供の将来を潰さないように、そして親子の良好な関係を築けるように親子の関係性を見直してみましょう。
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