いじめやパワハラは学校や職場に限らずモラハラと併せると地域や家庭、グループなど様々な所で続いていて、なくなる気配が見られませんね。こういう問題がなく住みやすい世の中になればと思いますが簡単には行かない根深い問題です。
そのような問題が起こる原因として、いじめをする人が大きな重圧を抱えている事もあります。
例えば職場で上司からパワハラを受けていても、その上司自体が更に上の上司から色々なプレッシャーを与えられ、その重圧を部下に向けているという事です。
わかりやすく言えば、自分より立場の強い人間に怯えているという事ですね。
そういう怯えた様子を見せて部下から見下されては自分の立場も悪くなるので、そういう不安から逃れようとしているのです。
そういう人は弱さを見せる人を見るとイライラしたりして過剰に反応する事があります。
なぜかというと自分自身の弱さを投影しているからで、弱さを見せる人を攻撃する事で自分の弱さを打ち消そうとしているからです。
他にも弱い立場の人を無理やり従わせる事で優越感に浸ろうとする場合があります。自分自身が強い立場の人から弱いものとして扱われて強い立場の人の餌食にされて来たという事から同じように優位な立場に立っていたいため、いじめという手段になってしまう事もあるようです。
育った環境や生活している環境などでゆったりとした気持ちで過ごせている人は人をいじめたりする気持ちにはならないのです。
家庭環境が悪く毒親育ちで、何かにつけ親の考えを押し付けられたり嫌な思いをした人に比べ、親からも穏やかに接してもらったり周囲の人が穏やかでゆったりとしていたら気持ちがゆったりとしていますから、いじめる気持ちが沸いて来ない訳です。
いじめをする人の気持ちは子供の時に体験した毒親からの重圧など、強い立場の人からの重圧に怯えて自分の弱さを他人に投影し、無意識に作り上げられていますので本人もわかってない事が多いのです。
いじめやパワハラなどの人を追い詰めるような事はあってはならない事ですが、そういう事をする人の心理が、育った環境や背景に影響を受けているという事を知っておくと上手な対処法が考えられたり何かの役に立つかも知れませんね。
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