生まれてから死ぬまでずっと一人だったという人はいませんよね。
生まれる前から母親という存在がいて、生まれた瞬間にも母親の元にいます。
その後は何らかの事情で母親の元を離れる場合もありますが、多くの人は母親や父親、兄弟などと一緒に生きて行きます。
生まれてからずっとどこかのグループに属していて、その中で一番最初に属するグループが家族です。家族のいない孤児もいますが、最初は少なくとも母親との二人家族以上です。
グループの人間関係は家族の中で学ぶ
人は成長の過程でいいことも悪い事も数えきれないほど多くの事を学びながら成長して行きます。
その成長の過程で属するグループが未熟なグループだったら概ねグループの中にいるメンバーも未熟である可能性が高いです。
中には未熟さを感づいて、これではいけないと思い、そのグループの殻を破って凄く成長を遂げる人もいますが、それは少数派で家族や学校の中で吸収した事は、それが正しい事だという認識がずっとインプットされて行くので、人からそれは間違っているとか悪い事だと指摘されても理解出来ずにいたりします。
厳格な家族の中で育ち、頭が良い事が1番だとの考えで毎日のように勉強しろ勉強しろと言われて育つと、成績が悪く遊んでばかりいる人を馬鹿にしたりするようになる人もいます。
しかし、その成績の悪い人の方がすごく人に対して思いやりがあったりもします。
決して頭が良くて勉強が出来る事が悪いわけではありません。頭の良いことは素晴らしい事だと思います。ただ、それと合わせて人柄というのも一緒に育たないといけないと思います。
それを教えてくれるのが家族であったり学校や職場などのグループという事になります。
グループの中で人間関係をどう学ぶかは自分の気持ち次第
人のふりみて我がふり直せというように、人が悪い事をしているのなら自分はしないように、人が良い事をしているのなら自分も出来るようにと、そういう事を学べる場所がグループです。
自分がそれを学んで行き良いグループに育てるという気持ちを持てば、本当に良いグループに育って行くと思います。
そのためには、周囲の人から変な家族だとか言われるようなグループ形成をしないように、常に他の家族やグループを見て修正をしないといけないと思います。
私自身も生まれ育った家族は決して良いグループとは言えなかったと思います。頭も悪かったので他の人や家族が羨ましかったですね。
しかし、その経験があったから自分が嫌な思いをした事をしないとか、よその家族を見て羨ましかった事を少しですが自分の家族のためにやって来れたと思います。
その家族の中に生まれて来たのは神様のくれたご縁!
せっかく生まれて来て属したグループ。
例えそれが血を分けた家族でなくても、よそのグループに劣っていると感じても、それを見捨てるというのではなく少しでも良いグループに育てて行く、そういう役割が出来るようになって来ると自分の魂もすごい成長を遂げられるといいですね。
グループは家族だけでなく、友達関係や会社での関係など、たくさんあります。
その中で誰かをターゲットにしていじめやパワハラのような事をするのは、グループの成長と言う前にひとりの人間としての成長が遅れています。
子供ならある程度の年齢になるまでは仕方のない部分もありますが、いい大人がそのような事をしても人間関係の崩壊に繋がったりして何も良い事を生み出しません。
そういうターゲットになりそうな人をどうしたら助けられるかという事をグループのみんなで考えられると、グループも成長し、人間としても成長が出来ると思います。
まずは自分の心を育て、そして良いグループを育てて行けるようになれたらいいなと思います。
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