毒親に育てられ、もう解放されたいと思っても場合によってはその毒親の影響は次の世代まで続きます。
世代間連鎖などと言いますが、子供は親をモデルとして良い面も悪い面も真似をしてしまいます。それが生きて行く上では当たり前になっているので、特に違和感を覚えることもなく無意識に繰り返しています。
そうするとその子供が親になった時に親と同じ子育てをしてしまうようになります。
自分が厳しく育てられたのだから子供も厳しく育てるのが当たり前だと思ったり、逆に全く干渉せず過保護になったりですね。
真逆の子育てではありますが、原因は親の育て方がそうであったから極端な子育てを継承してしまっているのです。それがまた次の世代へと連鎖する訳です。
親と同じように自分の価値観を子供に押し付けているということになりますね。それは子供の生き方さえ親が決めてしまっているということになります。
やはり子供は親のための人生ではなく子供自身の人生を歩みたいと思うでしょうし、そうなるようにしてあげるのが親の務めだと思います。
毒親からの束縛や支配から自由を手に入れ、やりたいことが出来ると子供は自分らしさを失わずに有意義な人生を歩めると思います。
そのためには毒親に育てられた過去と向き合うことも必要になって来ます。
一度にやるとフラッシュバックして精神的なダメージが大きくなる場合もありますので、時間をかけて少しずつステップを踏んで向き合った方が良いですね。
ただ、毒親の問題だけに意識を向けすぎると他の原因に気付かなくなったりもしますので、その兼ね合いが難しい所ではありますが、ゆっくりと探って行けば毒親の影響がどこまでで、それ以外の影響はどれだけあるか少しは解明出来るのではないかと思います。
その上で、やはり問題は毒親にあったとなれば、その対処をしっかり考えて次世代に同じ問題を継承させないように考えて行かないといけないと思いますね。
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