過去のあり得ない教育と毒親との関連

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ほっぺたをぎゅっとつねるのが“おひねり”
おでこを指でパチンと強くはじくのが“こっぺ”
ほっぺたを手のひらで叩くのが“ビンタ”

これ何の話かわかりますか?

これは小学5年生の時の担任が何かが出来なかった時とかに生徒に対しておこなってた罰則です。

これだけでもエッ?と思うような話ですが、その先生あろう事かある日に生徒に対してその3つの内のどれが良いかを選ばせたんです。

私達生徒は一列に並んで一人ずつ順番に先生の前に行き、そして一人ずつどれが良いかを言ってその罰を受けました。

これ、今やったら大問題ですよね。先生も地位を追われるかも知れませんが保護者や学校、教育委員会、市などを含め社会的に問題視され、もしかしたら国会でも取り上げられるかも知れないレベルの話です。

しかし当時はそんなの当たり前のようにあり、これ以上の経験をされた方もいるのではないかと思います。ですから生徒はそれが問題だと考える事もなく、ただ怖い先生がいるという認識だけで先生はそういうものなのだと思い込んでいました。

なのでそうした行為を受けてもそれで学校に行けなくなったり保護者が苦情を言ったりという事もなかったですね。

生徒同士でも今ではいじめと取られるような出来事はありましたけど、学校を休む人はいなかったと思います。

すごいですよね。何がすごいかというと休まない生徒もですが、それが当たり前の教育だと思い込まされていた事がすごいです。

こうした教育になっていた背景には毒親との関連もあると思います。

過去には戦争という出来事があり、敵国に勝利するために厳しい訓練を受け、時には上官に暴力的に指導されたりもしました。そういう人達が終戦後帰って来て親となった時に、自分がそういう教育を受けたのだから子供にもそうするべきという今ではあり得ない思考が身に付いているんです。

ですから教師になった人も親が戦争を経験したりしていてそれを継承し、生徒である子供達にするべき教育は力ずくの教育だったんですね。

中には優しい先生もいましたがほんの少数でした。その担任だった先生も今は生きているのかどうかもわかりませんが、もしまともに話せる状況なら当時の事をどう思うのか聞いてみたい気もします。

今の時代の人達と比べても仕方ないですが、そうした教育の時代を生きて来た者としてはその負の遺産である形の教育や親の姿を継承しないように、その過去を忘れないようにして子供達を含め色々な人との関りに活かしていかないといけないなと思いますね。

 

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