毒親は過剰に子供を支配しコントロールする事で自分の期待通りに仕立て上げようとします。
ただ子供も、いつまでも子供のままではないので、いつか親の言う事がおかしいとか他の家の親と違うと感じた時に毒親だと薄々感じて来る事もあります。
その時に子供の方が逆に親に期待をしてしまうという事もあると思います。
親なんだから子供の気持ちを理解してくれるだろうとか、やりたい事などを認めてくれるだろうと期待する訳です。
子供にしてみればいつまでも子供ではなく大人になっている訳なので、いい加減に支配するのはやめてほしいし、これまでの事を謝ってほしいとかその苦しみから逃れるために色々と思うのですが、毒親にとってみれば子供は子供のままで、その支配から逃れる事は到底受け入れがたい話なんです。
そこを期待してしまうと全く受け入れられず、そんな事をした覚えはないなどど事実さえ捻じ曲げられてしまいよけいに傷付いてしまいます。
相手が毒親の場合はとても期待には応えてくれません。逆に強い毒を吐かれ精神的なダメージを負いかねませんから期待するだけエネルギーを消費してしまいます。口ではその場でいい事を言っても結局は何も変わらなかったり真摯には向き合ってくれないのです。
だから毒親なのであって、子供の頃の満たされない思いは大人になっても続く訳です。
一番ダメージを負わないのは期待をしない事かも知れません。なかなか受け入れがたい話かも知れませんが少しでも期待をしない事で何かメリットがあると思います。
どの程度に期待をしないようにするかは、少しずつ期待を手放してその時の自分の気持ちで確認すると一番いい状態がつかめると思います。その感覚を続けてほど良い距離感を掴めれば今までのように強烈に振り回される事はなくなると思います。
毒親に振り回され苦しむ人生から自分のための人生を歩むために、毒親への期待は少しずつでも手放して行きましょう。
コメント